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風土とは?意味や使い方・例文をわかりやすく解説

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風土

「風土の変化」などのように使う「風土」という言葉。

「風土」は、音読みで「ふうど」と読みます。

「風土」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「風土」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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風土の意味

「風土」には次の意味があります。

地域によって異なる特色をもった環境としての自然。単に気候のみでなく,地形,水,土壌,植生などやさらに歴史的建造物など多くの要素を含む。(出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)

わかりやすくいうと「土地などの歴史や気候や文化など」を意味します。土地に関するほかに組織などの団体の中での考え方を表す場面でも使用されることがあります。

小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。

使い方・例文

・だから風土と伝統を全然無視した思想は、決して発展するものではない。
(出典:中谷宇吉郎『風土と伝統』)

・現在でもアジア的な風土では後者の方に分があるような気がする。
(出典:吉本隆明『悲劇の解読』)

・そういう企業風土を先人たちは作ったのです。
(出典:岩月謙司『女は男のどこを見ているか』)

・互いに異なる風土からは互いに異なる芸術が発生するのは当然の事であろう。そして、この風土特種の感情を遺憾なく発揮する処に、凡ての大なる芸術の尽きない生命が含まれるのではあるまいか。
(出典:永井荷風『霊廟』)

・その風土によってそれぞれに特殊な領域、特殊な文化圏に分かれていく。
(出典:大澤真幸『戦後の思想空間』)

・日本の風土と日本人の感受性をよく代表しているとされてきた歌のひとつである。
(出典:大岡信『名句歌ごよみ〔秋〕』)

・それを見て私には、東京と京都との風土の相違がかなり具体的にわかったのである。
(出典:和辻哲郎『京の四季』)

・また、たとえば、組織のメンバーの持つ製品やサービスの品質に関する知覚能力は、重要な組織的能力であり、しばしば組織風土や文化の中にまで埋め込まれています。
(出典:野中郁次郎/紺野登『知識経営のすすめ』)

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