国歌
「国歌斉唱」などのように使う「国歌」という言葉。
「国歌」は、音読みで「こっか」と読みます。
「国歌」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「国歌」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
国歌の意味
「国歌」には次の意味があります。
・国家を象徴する歌曲または器楽曲。(出典:日本大百科全書(ニッポニカ))
他国に対して自国の独立性を示す、国の内部的結束に寄与する機能があります。
日本の国家は「君が代」です。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・開会式とか試合の前に国歌の斉唱が行われるのは高校野球に限ったことではない。
(出典:山口瞳『還暦老人ボケ日記』)
・大公爵がはいって来て、管弦楽団が国歌を奏して敬意を表したのだった。
(出典:ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』)
・一つの国が、国旗、国歌を定めるのは当然のことだという考えがある。
(出典:灰谷健次郎『アメリカ嫌い』)
・日本と敵対するチームの一員として、この勇壮な国歌を聞くとは思わなかった。
(出典:野沢尚『龍時(リュウジ)2―3』)
・ひろみはあえて何の解説も加えずに、まず国歌を最後まで聞かせた。
(出典:吉村達也『ワンナイトミステリー6 「シアトルの魔神」殺人事件』)
・どこの国に国歌に敬意を払わない 人間がいるだろうか?
(出典:ニコル『C・W・ニコルの野性記』)
・イギリスではストリップ劇場でも国歌を演奏するが、日本ではとても考えられないことである。
(出典:永六輔『芸人その世界』)
・彼らにしてもし国歌を知る者ならば、国歌の陳腐を感ぜざる訳なければなり。
(出典:正岡子規『人々に答ふ』)