頭金
「頭金を貯める」などのように使う「頭金」という言葉。
「頭金」は、重箱読みで「あたまきん」と読みます。
「頭金」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「頭金」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
頭金の意味
「頭金」には次の意味があります。
・分割払いなどで、最初に支払うある程度まとまった金銭。(出典:デジタル大辞泉)
土地、家屋、自動車などの高額の品物の売買に設定されています。
頭金を支払うことで、全額支払ってない状態でも先に商品が購入者へ引き渡されます。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・母が残してくれたお金を頭金にして、小さな小さな家を買った。
(出典:江川紹子『私たちも不登校だった』)
・この調子でいけば、マンションの頭金ぐらいは貯められるかもしれない。
(出典:奥田英朗『ララピポ』)
・そこで、この金を頭金にして、二軒つづきの小さな家を買うことにした。
(出典:水木しげる『ねぼけ人生』)
・ローンを組むにしても、それなりの頭金というのが必要だろう。
(出典:今邑彩『少女Aの殺人』)
・借金百万円を月賦で払ってくれれば頭金二十万円でいいと言う。
(出典:足立倫行『妖怪と歩く ドキュメント・水木しげる』)
・佳明は車が好きでよく買い替えるが、その頭金も、舅が出してくれている。
(出典:林真理子『短篇集 少々官能的に』)
・マンションの頭金を夏美はどこかで手に入れたのだ。
(出典:馳星周『不夜城』)
・親が援助をしてくれたおかげで、なんとか頭金の都合がついたからだ。
(出典:吉村達也『踊る少女』)