貪欲
「知識を貪欲に吸収する」などのように使う「貪欲」という言葉。
「貪欲」は、音読みで「どんよく」と読みます。
「貪欲」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「貪欲」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
貪欲の意味
「貪欲」には次の意味があります。
・《古くは「とんよく」とも》非常に欲が深いこと。むさぼって飽くことを知らないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
何かを飽きずに欲し続けることを意味します。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・平和ということが第一なのを忘れて貪欲になってはいけないのですね。
(出典:倉田百三『青春の息の痕』)
・若いときならともかく、伊織の年齢では続けてすぐという貪欲さはない。
(出典:渡辺淳一『ひとひらの雪(下)』)
・ソルスの光を、貪欲なまでに吸収し、己の成長力へと変えてしまうこと。
(出典:九里史生『SAO Web 0404 第七章01』)
・音楽産業は空前の成長期を迎えていて、新しい才能の発掘に貪欲だった。
(出典:浜野サトル『新都市音楽ノート』)
・最後に伊沢が思ったのは、あの巨大企業が持つ非人間的な貪欲さであった。
(出典:半村良『楽園伝説』)
類語
・強欲(ごうよく)
意味:非常に欲が深いこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・欲張り(よくばり)
意味:欲張ること。また、その人や、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・貪婪(どんらん)
意味:《「とんらん」とも》ひどく欲が深いこと。また、そのさま。貪欲。たんらん。(出典:デジタル大辞泉)
・貪汚(たんお)
意味:欲が深くて心がいやしいこと。(出典:デジタル大辞泉)
・欲深(よくふか)
意味:《「よくぶか」とも》欲の深いこと。また、その人や、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)