学科
「法律学科」などのように使う「学科」という言葉。
「学科」は、音読みで「がっか」と読みます。
「学科」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「学科」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
学科の意味
「学科」には次の意味があります。
・学校で学習や研究をする科目。それぞれの学習内容で組織された教育上の区分。転じて、学問または学習内容。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「学科」をわかりやすく言うと「大学や高校などで学ぶ内容」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・従来は大学の言語学科といえばほとんどは文学部なり文系に属していた。
(出典:赤瀬川隼『人は道草を食って生きる』)
・他の学科の点数がよかったから、まあ、あれだけの成績を収めたのです。
(出典:太宰治『惜別』)
・彼が最初にきいたのは、どういう学科を勉強しているかということであった。
(出典:カザノヴァ/田辺貞之助訳『カザノヴァ回想録 第一巻』)
・学科が同じであっても、上下の学年で交流はほとんどないのが普通である。
(出典:森博嗣『G 1 φは壊れたね』)
・大学の児童心理学科を出たこともあって、そういう活動に興味があるのよ。
(出典:永沢光雄『風俗の人たち』)
・そして大神は確かに今年の五月祭に同じ学科の友達と行った覚えがあった。
(出典:有川浩『キケン』)
・学科で落ちたんだと正直に打ち明けても、馬鹿にするやつは一人もいなかった。
(出典:藤谷治『船に乗れ!I 合奏と協奏』)
・国立だから学科が難しいのは当然だと、誰もが思ってくれたらしい。
(出典:藤谷治『船に乗れ!I 合奏と協奏』)