護衛
「護衛をつける」などのように使う「護衛」という言葉。
「護衛」は、音読みで「ごえい」と読みます。
「護衛」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「護衛」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
護衛の意味
「護衛」には次の意味があります。
・身辺に付き添って守ること。また、その役。(出典:デジタル大辞泉)
言い換えると、守るべき対象とともに行動し、警戒し防備することです。
この言葉は、その場に留まって防備するのではなく、対象が動くと同時に一緒に動いて守る、という点が、「警備」や「警護」といった似た意味の言葉と異なります。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・彼は一人の士官と二人の兵隊とを護衛のためつけてくれることになった。
(出典:ヘディン/長尾宏也訳『シルクロード』)
・その後、わたしの女性の護衛の何人かは、わたしを見ることを拒否した。
(出典:ウルフ/岡部宏之訳『新しい太陽の書4』)
・彼をどうするか決心がつくまで、メイン・デッキに護衛をつけて残した。
(出典:E・R・バローズ『創元初訳版/金星シリーズ(全5巻) 1 金星の海賊』)
・恵里さんのことを心配していた敦子さんは平木野に娘の護衛を依頼した。
(出典:三雲岳斗『少女ノイズ』)
・そのうしろに、船内どこへもついていく護衛兵の姿がちらと眼についた。
(出典:アシモフ/川口正吉訳『暗黒星雲のかなたに』)
・しかもこれから先はさらに強固な護衛を必要とする地帯だというのに。
(出典:ヘディン/長尾宏也訳『シルクロード』)
・トラックには運転手のほかに護衛として私の部下一名が乗った。
(出典:イネス/池央耿訳『孤独なスキーヤー』)
・そこで、厳重に護衛されて建物を出て、みんなホテルに送り返えされた。
(出典:クイーン/石川年訳『アメリカロデオ射殺事件』)