一家団欒
「一家団欒してくつろぐ」などのように使う「一家団欒」という言葉。
「一家団欒」は、音読みで「いっかだんらん」と読みます。
「一家団欒」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「一家団欒」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
一家団欒の意味
「一家団欒」には次の意味があります。
・家族全員が集まって、むつまじく楽しむこと。（出典：精選版 日本国語大辞典）
家族が全員自宅などに集まって、仲良く楽しみ合うことを意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・一家団欒というものが、やっぱり人生の最高の幸福なのかも知れない。
（出典：太宰治『新ハムレット』）
・そう、この一家団欒も、親に心配をかけまいとしての演技にすぎないのだ。
（出典：麻生俊平『ザンヤルマの剣士 第三巻 オーキスの救世主』）
・仲間と一緒に外で遊ぶことはあったが、今夜のような一家団欒はなかった。
（出典：阿刀田高『響灘 そして十二の短篇』）
・テレビの出現以来、茶の間における一家団欒という現象は大幅に失われた。
（出典：星新一『きまぐれ星のメモ』）
・その写真にとられている外国人の一家団欒の情景が、わたしの目をひいた。
（出典：宮本百合子『権力の悲劇』）
・しかし、一家団欒の暖かい幸福な家庭というものも峰夫君を必要とします。
（出典：フォス『日本の父へ』）
・一家団欒の笑い声が響き、ホーム・ドラマにあるみたいな場面が展開されているかも知れない。
（出典：乃南アサ『ヴァンサンカンまでに』）
・沙羅樹は初めて、普通の生活の喜び、一家団欒の喜びというものを味わった。
（出典：永沢光雄『AV女優(上)』）
