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四天王とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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四天王

「四天王像を安置する」などのように使う「四天王」という言葉。

「四天王」は、音読みで「してんのう」と読みます。

「四天王」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「四天王」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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四天王の意味

「四天王」には次の意味があります。

1仏教の四人の守護神。東方の持国天、南方の増長天、西方の広目天、北方の多聞天のこと。
2ある部門や臣下・弟子などの中で、最もすぐれている者四人の称。
(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

四天王の意味①「仏教の四人の守護神」

「四天王」の一つ目の意味は「仏教の四人の守護神」です。

別名「四大天王(しだいてんのう/よんだいてんのう)」とも言います。
世界の中心にそびえると言われる須弥山(しゅみせん)の中腹で、東西南北の四方に住む四神のことです。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・近づいてよく見るとそれは、四天王像のひとつである広目天だった。
(出典:小堺昭三『カメラマンたちの昭和史』)

・驚いたことに、寝台の周囲に四天王が本当に立っているではないか。
(出典:夢枕獏『沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ四』)

・壇上の四隅に埃にまみれて四天王が立っているのである。
(出典:和辻哲郎『古寺巡礼』)

類語

・十二天(じゅうにてん)
意味:仏教でこの世界を守護する地天・水天・火天・風天・伊舎那天・帝釈天・焔摩天・梵天・毘沙門天・羅刹天・日天・月天の十二神をいう。
(出典:世界宗教用語大辞典)

・三貴子(みはしらのうずのみこ、さんきし)
意味:『古事記』で黄泉の国から帰ってきた伊邪那岐命(イザナキ)が禊で黄泉の汚れを落としたときに最後に生まれ落ちた三柱の神々のこと。三貴神(さんきしん)とも呼ばれる。
(出典:ウィキペディア)

・四大天使(しだいてんし)
意味:アブラハムの宗教における、ミカエル・ガブリエル・ラファエル・ウリエルの総称。ただし宗教や伝承、文献や時代によって様々な名称が登場するため、しっかりと定まっているわけではない。
〈一部説明追加〉(出典:ウィキペディア、ピクシブ百科事典)

四天王の意味②「ある部門の臣下・弟子などで最もすぐれている四人」

「四天王」の二つ目の意味は「ある部門の臣下・弟子などで最もすぐれている四人」です。

①から転じた意味で「特定の分野で最もすぐれている四人」を指します。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・でも、まあ、四天王のうちふたりを倒したのだから、よしとしなければな。
(出典:新堂冬樹『ブルーバレンタイン』)

・彼らとともに講道館の四天王といわれる山下義韶も横山作次郎もいた。
(出典:山田風太郎『エドの舞踏会 山田風太郎明治小説全集8』)

・こう思ったので、頼光は家来の四天王の外には、一ばん仲のいい友達の平井保昌だけをつれて行くことにしました。
(出典:楠山正雄『大江山』)

類語

・御三家(ごさんけ)
意味:ある方面で有力、または有名な三人。
(出典:デジタル大辞泉)

・両雄(りょうゆう)
意味:二人の英雄。二人のすぐれた人物。
(出典:デジタル大辞泉)

・強者(きょうしゃ)
意味:強い者。他にまさる力や権力をもつ者。
(出典:デジタル大辞泉)

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