パートナー
「パートナーの言い分」などのように使う「パートナー」という言葉。
「パートナー」は、英語で「partner」と書きます。
「パートナー」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「パートナー」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
パートナーの意味
「パートナー」には次の二つの意味があります。
1ダンス、スポーツなど仕事を共同でする二人一組になるときの相手。
2配偶者。(出典:精選版 日本国語大辞典)
それぞれの意味や使い方については下記の通りです。
パートナーの意味①「ダンス、スポーツなど仕事を共同でする二人一組になるときの相手。」
「パートナー」の一つ目の意味は「ダンス、スポーツなど仕事を共同でする二人一組になるときの相手。」です。
相棒、とも言います。仕事の重要さがそう高くなければ「グループ」という表現もあるかもしれませんが、長い時間ずっと共同作業が必要な二人一組だとパートナーという言い方の方が正しくなります。
小説などでの具体的な使い方は下記の通り。
使い方・例文
・隠れたパートナーであろうと、存在すれば名前が出てこないわけがない。
(出典:高千穂遙『クラッシャージョウ・シリーズ(全13巻) 3 銀河系最後の秘宝』)
・この頃からわたしは彼を仕事のパートナーとして信頼できなくなりました。
(出典:和田はつ子『薬師』)
・パートナーである彼女は、そのことを、どのように考えているだろうか。
(出典:川島誠『もういちど走り出そう』)
・パートナーの若者は仕方なさそうに、五時に来ますと言って帰っていった。
(出典:沢木耕太郎『一瞬の夏』)
・彼女は自分とそっくりの娘を、パートナーとして迎えたがっているようだ。
(出典:三上延『ビブリア古書堂の事件手帖 5 〜栞子さんと繋がりの時〜』)
パートナーの意味②「配偶者。」
「パートナー」の二つ目の意味は「配偶者。」です。
婚姻関係にある、なしに関わらず、共同生活を営んでいる、またはそういう認識のある二人一組を言います。
小説などでの具体的な使い方は下記の通り。
使い方・例文
・他の男、他の女の方が今のパートナーよりもよく見えてしまうのである。
(出典:竹内久美子『あなたの知らない精子競争 BCな世界へようこそ』)
・なぜ、生活のパートナーであることを、遊びの相手の上におくのですか。
(出典:皆川博子『光源氏殺人事件』)
・しかしいずれにしても子を育てるのはパートナーということになるだろう。
(出典:竹内久美子『あなたの知らない精子競争 BCな世界へようこそ』)
・全員が合意した期間だけ仕事と家計と性生活を共にするパートナーだった。
(出典:ヴォンダ・マッキンタイア/斉藤伯好訳『宇宙大作戦 スター・トレック4/故郷への長い道』)
・だから恋人にしても、パートナー以上になりそうな男は選ばなかった。
(出典:林真理子『夢見るころを過ぎても』)