停職
「停職処分」などのように使う「停職」という言葉。
「停職」は、音読みで「ていしょく」と読みます。
「停職」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「停職」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
停職の意味
「停職」には次の意味があります。
・公務員などの懲戒処分の一種。職員としての身分を保有させながら、一定期間職務に就かせないこと。その期間、給与は支給されない。(出典:デジタル大辞泉)
「停職」という言葉をわかりやすく言うと、「出勤停止」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・彼は事前にクーデターが発覚して停職処分をうけ、自宅に逼塞していた。
(出典:森村誠一『野性の証明』)
・しかし騒ぎは学界に留まらず、州知事は彼を停職処分にしろとまで要求した。
(出典:しかし騒ぎは学界に留まらず、州知事は彼を停職処分にしろとまで要求した。)
・容疑者とこんなふうに接触していたとなったら減給や停職じゃ済まんのだぜ。
(出典:樋口有介『風の日にララバイ』)
・ここでは、その停職の理由までを詳らかにする必要はないだろう。
(出典:西尾維新『DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件』)
・この事件で磯部や村中らは、停職となり、辻や片倉を憎んでいたのである。
(出典:豊田穣『革命家・北一輝』)
・その人物が破廉恥行為をしたのに対し、予はこれを粛清、停職させたことがあった。
(出典:高木俊朗『抗 命 インパールII』)
・やつも業務上過失致死で一階級降格、停職のあと、一応は復帰したが仕事も上の空。
(出典:樋口有介『枯葉色グッドバイ』)
・晩冬、城内の役人が、鳥を追い払うため投石したのが咎められ、停職となった。
(出典:冲方丁『光圀伝』)