リバーシブル
「リバーシブルのコート」などのように使う「リバーシブル」という言葉。
英語では、「reversible」と表記します。
「リバーシブル」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「リバーシブル」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
リバーシブルの意味
「リバーシブル」には次の意味があります。
・《「逆にできる」の意》表裏両面とも使える布地。また、表裏兼用の衣服。(出典:デジタル大辞泉)
日本語では、主に、衣服に使う言葉です。1枚の衣服で、2枚分を楽しめます。
表裏両面とも、好きなデザイン・機能の衣服か?どうか?は、それぞれの好みです。
また、学術専門用語として、英語の「逆にできる」という意味から、「可逆的な」という意味で使われています。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・昨夜は島村さんと会わなくちゃならないし、お通夜にも行かなければならない。かけもちだったため、黒と緑のリバーシブルのネクタイを使ったのです。
(出典:宇神幸男 『消えたオーケストラ』)
・一〇五 昼夜帯 表と裏がちがった布地のリバーシブルの帯。
(出典:林芙美子 『放浪記』)
・セーターはゴルフ用でリバーシブルになっており、片面は防水布だ。
(出典:半村良 『ラヴェンダーの丘』)
・彼は、十二時二十分に家を出て、しばらく行くと、建物のかげで、リバーシブルのオーバーを裏がえし、無地の黒い方を着た。
(出典:山村美紗 『幻の指定席』)
・鍵はリバーシブルのディンプル・キーで、ピンが十八本もあるため、ピッキングに対しては比較的耐性がある。
(出典:貴志祐介 『硝子のハンマー』)
・スタジャンと違い、スカジャンは、リバーシブルタイプが多いです。
・CDジャケットケースを、リバーシブル仕立てにする、という企画会議でした。
・紅白帽は、おもに日本の小学校児童の体操着の一部として使用される帽子であり、赤白帽とも呼ばれる。生地の表面と裏面が赤と白の2色で分けられており、リバーシブルで使用できる。