公開
「日記を公開する」などのように使う「公開」という言葉。
「公開」は、音読みで「こうかい」と読みます。
「公開」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「公開」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
公開の意味
「公開」には次の意味があります。
・広く一般の公衆に開放すること。多くの人に、入場、出席、傍聴、観覧、使用などを許すこと。（出典：精選版 日本国語大辞典）
例えば、冒頭の「日記を公開する」は「多くの人が日記の内容を閲覧できるようにする」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・この対話の模様をすべての追従者とチェンホーに公開するつもりらしい。
（出典：ヴィンジ『最果ての銀河船団(下)』）
・今回初登場したキャラクターの、小説終了時でのデータを公開します。
（出典：新城十馬『蓬莱学園の初恋!』）
・写真を元に、詳細な似顔絵を作成し、それを公開することにしたのだ。
（出典：宮部みゆき『模倣犯-下』）
・歌にあやかった映画が公開されて、それがヴィデオになっているのです。
（出典：片岡義男『道順は彼女に訊く』）
・夏休みのあいだのある期間、子供たちのために灯台の内部が公開された。
（出典：片岡義男『私はいつも私 片岡義男 恋愛短篇セレクション 別れ』）
・案内書に出ていないことから、最近になって公開されたのかなと思う。
（出典：星新一『きまぐれエトセトラ』）
・公開の場処ならこうして私がお供するまでもないじゃあありませんか。
（出典：谷譲次『踊る地平線』）
・言い換えれば公開できないことは公開できないと言っているようでもある。
（出典：西尾維新『伝説シリーズ 1 悲鳴伝』）
