親孝行
「親孝行をする」などのように使う「親孝行」という言葉。
「親孝行」は、音読みで「おやこうこう」と読みます。
「親孝行」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「親孝行」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
親孝行の意味
「親孝行」には次の意味があります。
・親を大切にし、真心をもってよく尽くすこと。また、そのさまや、その人。（出典：デジタル大辞泉）
「親孝行」をわかりやすく言うと「親を大切にし、親のことを考えて真心を持って接すること」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・どうしようもない娘二人だったけど、最後の最後で親孝行をしてくれた。
（出典：東野圭吾『秘密』）
・親孝行したくても、両親は娘の花嫁姿も見ずに相次いで亡くなっていた。
（出典：篠田節子『レクイエム』）
・昔は親孝行だったけれど、あの嫁が来てから人が変ったようになりました。
（出典：松本清張『事故 別冊黒い画集1』）
・韓国の世代間の倫理で最も守るべきとされているのが親孝行である。
（出典：呉善花『スカートの風』）
・彼の親孝行は有名だが、母は彼の死の翌年八十六歳でなくなった。
（出典：河上徹太郎『日本のアウトサイダー』）
・友達と旅行にだって行きたいし、親が生きているうちに少しは親孝行もしたい。
（出典：山本文緒『結婚願望』）
・親孝行らしいことをひとつもしなかったと、殊勝なことをぬかしましてね。
（出典：半藤一利『幕末辰五郎伝』）
・ろくな親孝行も出来ないが、せめて長生きだけはしてもらいたいと思う。
（出典：平岩弓枝『女の四季』）
