四六時中
「四六時中遊んでいる」などのように使う「四六時中」という言葉。
「四六時中」は、音読みで「しろくじちゅう」と読みます。
「四六時中」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「四六時中」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
四六時中の意味
「四六時中」には次の意味があります。
・一日中。また、日夜。いつも。昔の「二六時(にろくじ)」を今の24時制に直していったもの。(出典:デジタル大辞泉)
昔は昼と夜をそれぞれ6等分して2×6で12刻を一日としていたため「二六時中」と言いましたが、現在では一日24時間であるため、数字を合わせるために4×6で「四六時中」というようになりました。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・あなたが四六時中彼のことばかり考えているのがばれてしまうでしょう?
(出典:梅田みか『愛人の掟1』)
・いかに側にいることを許したとはいえ、四六時中ではストレスもたまる。
(出典:片山憲太郎『電波的な彼女01』)
・ FCは担当の加盟店の様子に四六時中目を光らせていなければならない。
(出典:阿部牧郎『ビル街の裸族』)
・ 今もあの部屋に居るのか居ないのか、四六時中彼らのことが頭を離れない。
(出典:服部まゆみ『一八八八 切り裂きジャック』)
・僕はそんな風に芸人を意識するのだが、意識されているのは四六時中だ。
(出典:永六輔『タレントその世界』)
類語
・終日(しゅうじつ)
意味:一日中。朝から晩まで。まる一日。ひねもす。(出典:デジタル大辞泉)
・常々(つねづね)
意味:ふだん。いつも。つねひごろ。副詞的にも用いる。(出典:大辞林 第三版)
・ひっきりなし
意味:絶え間なく続くさま。切れ目のないさま。(出典:デジタル大辞泉)
・延々と(えんえんと)
意味:非常に長く続くさま。(出典:デジタル大辞泉)
・のべつ幕無し(のべつまくなし)
意味:ひっきりなしに続くさま。(出典:デジタル大辞泉)