愛人
「愛人関係」などのように使う「愛人」という言葉。
「愛人」は、訓読みで「あいじん」と読みます。
「愛人」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「愛人」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
愛人の意味
「愛人」には次の意味があります。
・愛しているいとしい異性。また、夫や妻以外の愛している異性。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「愛人」には「恋人」と同じ意味もありますが、現在では「夫や妻以外の肉体関係がある人」という意味で使うことがほとんどです。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・やがて帰宅の遅い夫に愛人でもできたのではないかと疑いを持ち始めた。
(出典:上野正彦『死体は語る』)
・君の友であることは許されるが、君を愛人とすることは、許されないのだ。
(出典:ヘッセ/永野藤夫訳『知と愛』)
・誰の恋人になるよりも、あの人の愛人になることを自分で選択したのだから。
(出典:堀田あけみ『愛をする人』)
・支店長に愛人があり、子供まであったなどとは誰も知らないことであった。
(出典:上野正彦『死体は語る』)
・愛人騒動はこれで三度目だ。
(出典:山本文緒『群青の夜の羽毛布』)
・二人は愛人同士のようにして、林の間を縫う坂道を下って行った。
(出典:海野十三『千早館の迷路』)
・彼女の計画を応援したのは彼女と愛人関係を持っていた貴族たちであった。
(出典:井上靖『おろしや国酔夢譚』)
・ある日本生命職員に関する職場内での愛人スキャンダルを指していた。
(出典:井上トシユキ,神宮前.org『2ちゃんねる宣言 挑発するメディア』)