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忘却とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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忘却

「あの日の思い出は忘却の彼方へ」などのように使う「忘却」という言葉。

「忘却」は、音読みで「ぼうきゃく」と読みます。

「忘却」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「忘却」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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忘却の意味

「忘却」には次の意味があります。

忘れ去ること。すっかり忘れてしまうこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

「忘却」をわかりやすく言うと「一時的な物忘れではなく、完全に頭から対象の記憶を失うこと」という意味になります。
二度と思い出せないほど、記憶が遠くへ去っていくようなイメージで使用されます。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・それを知り出したのは、どう云う機会であったか今は忘却してしまった。
(出典:夏目漱石『長谷川君と余』)

・あのすばらしい娘たちは煙のように忘却の中へ溶けこんでしまっていた。
(出典:C・L・ムーア『N・W・スミス&ジレル・シリーズ(全4巻) 2 異次元の女王』)

・対象物そのものに喜びを求めるのではなく忘却を求めているのである。
(出典:ラッセル/日高一輝訳『幸福の獲得について』)

・老人力は眠る力だとか忘却力だとかいってきたけど、空席力でもあった。
(出典:赤瀬川原平『老人力 全一冊』)

・僕には忘却にさからう意志もなく、記憶を美しくしようとする意志もない。
(出典:福永武彦『夢みる少年の昼と夜』)

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類語

記憶喪失 (きおくそうしつ)
意味:意識障害によって、過去のある時の経験を思い出せないこと。(出典:デジタル大辞泉)

失念 (しつねん)
意味:うっかり忘れること。ど忘れ。物忘れ。(出典:デジタル大辞泉)

遺忘 (いぼう)
意味:物事を忘れること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

綺麗さっぱり (きれいさっぱり)
意味:すっきりとして、あとに何も残らないさま。(出典:デジタル大辞泉)

目もくれない (めもくれない)
意味:少しの関心も示さない。見向きもしない。(出典:デジタル大辞泉)

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