怒声
「怒声を上げる」などのように使う「怒声」という言葉。
「怒声」は、音読みで「どせい」と読みます。
「怒声」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「怒声」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
怒声の意味
「怒声」には次の意味があります。
・怒って発する大声。怒ってどなる声。(出典:デジタル大辞泉)
「怒声」という言葉をわかりやすく言うと、「怒鳴り声」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・続いて、静かにしろ、いま何時だと思ってるんだ、という怒声が聞こえた。
(出典:小川勝己『葬列』)
・つまり、母の怒声は、隣家にいても聞こえるほどのものだったのである。
(出典:宮部みゆき『蒲生邸事件』)
・非常階段を大勢が駆け上ってくる音と怒声はすぐそこまで迫ってきていた。
(出典:竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 7 皆殺し編TIPS』)
・酔っぱらいの怒声や若者達の喧騒が、驚くほど静かになったからだった。
(出典:初野晴『漆黒の王子』)
・コントロール・センターに連絡したのだが、かえってきたのは怒声だった。
(出典:田中芳樹『創竜伝 第2巻』)
・運転台の方からは運転士を怒鳴りつける乗客たちの怒声が伝わってきた。
(出典:堺屋太一『油断!』)
・静かなBGMの流れの中で周囲の人の視線を集めるほどに彼の怒声は響いた。
(出典:森村誠一『大都会』)
・だしぬけに怒声があがり、歌と踊りがたちまち静かになって行ったのだ。
(出典:眉村卓『不定期エスパー7』)