握力
「握力が強い」などのように使う「握力」という言葉。
「握力」は、音読みで「あくりょく」と読みます。
「握力」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「握力」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
握力の意味
「握力」には次の意味があります。
・物をにぎりしめる手の力。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「握力が強い」で、「物を握りしめたときの力が強い」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・立つことはできない悪魔の首を握力を戻した右手で無造作に掴み上げる。
(出典:言乃葉『出席番号32番 衛宮』)
・両手も同じようにしく、その握力は並々ならぬ強さであろうと思わせた。
(出典:ディケンズ/村岡花子訳『クリスマス・カロル』)
・ぼくはこれから、三百七十キログラムの握力がある兵器を身にまとうのだ。
(出典:桜坂洋『All You Need Is Kill』)
・人間っぽくない握力で締め付けられる俺の手が青紫に染まってきている。
(出典:入間人間『電波女と青春男 第4巻』)
・足はかざりものみたいにただついているだけで、手だってほとんど握力はない。
(出典:高殿円『銃姫 3 Two and is One』)
類語
・腕力(わんりょく)
意味:うでのちから。また特に、相手を殴ったり、押さえつけたりする肉体的な力。(出典:デジタル大辞泉)
・筋力(きんりょく)
意味:筋肉の力。体力。腕力。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・パワー
意味:人や機械が有する、物を動かす力。腕力、馬力など。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・力(ちから)
意味:腕力。暴力。(出典:デジタル大辞泉)
・蛮力(ばんりょく)
意味:向こう見ずに振るう腕力。(出典:デジタル大辞泉)