複数
「複数の人間」などのように使う「複数」という言葉。
「複数」は、音読みで「ふくすう」と読みます。
「複数」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「複数」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
複数の意味
「複数」には次の意味があります。
・数が二つ以上であること。(出典:デジタル大辞泉)
「複」は「二つ以上あること」を意味する漢字です。
「複数」で「数が二つ以上あること」を意味する二字熟語になります。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・わたしもどうやら複数の人間に襲われたのは間違いがないみたいなんだ。
(出典:柴田よしき『Close to You』)
・一晩の内に件のゴーストを見た者が複数に及び始めた。
(出典:吉野匠『レイン4 世界を君に』)
・鑑識さんのポラロイドは一台でも、普通のカメラは複数あったでしょう?
(出典:椹野道流『鬼籍通覧3 壷中の天』)
・あの鏡の中に、意思を持つ者が複数入ってくるのを恐れているんだと思う。
(出典:ろくごまるに『封仙娘娘追宝録2 嵐を招く道士たち』)
・犯人の機動力を考えると、複数犯の可能性の方が高いという意見もある。
(出典:宮部みゆき『模倣犯-上』)
・幻界が複数存在するというのは、むしろ自然なことなのかもしれない。
(出典:宮部みゆき『ブレイブ・ストーリー-下巻』)
・議員たちのために、主階には他に控えの間が複数用意されていた。
(出典:三浦真奈美『風のケアル 第2巻 波濤立つ都』)
・単独犯説にしぼるか複数犯説も視野にいれて捜査するかという、捜査方針の分かれ目でもあった。
(出典:宮部みゆき『模倣犯-上』)