俯く
「恥ずかしそうに俯く」などのように使う「俯く」という言葉。
「俯く」は、訓読みで「うつむく」と読みます。
「俯く」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「俯く」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
俯くの意味
「俯く」には次の意味があります。
・顔が下の方へ傾く。下を向く。(出典:デジタル大辞泉)
「俯く」をわかりやすく言うと「下を向くこと」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・しかし、あまりに話が大きすぎて戸惑っていたのか翼は俯いてしまった。
(出典:山田悠介『リアル鬼ごっこ』)
・翔子はその目を見ることができず、俯きながら小さく抗議の声をあげた。
(出典:井上堅二『バカとテストと召喚獣 6.5』)
・彼女は恥ずかしそうに俯いて、ひどく言いにくそうにこちらを見ている。
(出典:奈須きのこ『歌月十夜-1 本編』)
・伊三次は何んと応えていいかわからず首を落として俯き、返事を渋った。
(出典:宇江佐真理『髪結い伊三次捕物余話 紫紺のつばめ』)
・伊央は帽子を目深にかぶって、咲輝と顔をあわせないように俯いていた。
(出典:藤村裕香『ヴァニラな花嫁くん』)
類語
・伏せる(ふせる)
意味:下の方に向ける。うつむかせる。また、腹ばいになる。(出典:デジタル大辞泉)
・伏す(ふす)
意味:腹ばいになる。また、地面にひざをつくなどして頭を深く下げる。(出典:デジタル大辞泉)
・俯せる(うつぶせる)
意味:顔を下に向けてからだを伏せる。腹を下にして横たわる。(出典:デジタル大辞泉)
・俯せ(うつぶせ)
意味:うつぶせること。また、その状態。うつむけ。うつぶし。(出典:デジタル大辞泉)
・腹這い(はらばい)
意味:腹を地面につけてはうこと。また、腹を下にして横になること。(出典:デジタル大辞泉)