進物
「進物の菓子折り」などのように使う「進物」という言葉。
「進物」は、音読みで「しんもつ」と読みます。
「進物」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「進物」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
進物の意味
「進物」には次の意味があります。
・ 進上する物品。おくりもの。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「進物」を分かりやすくいうと、人に差し上げるための品物のことです。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ろくに挨拶もせずいきなり進物を差し出すというのも変なはなしである。
(出典:酒見賢一『泣き虫弱虫諸葛孔明』)
・珍しいことであったが、進物の山を前にして天皇の心ははれやかであった。
(出典:新田次郎『武田勝頼(二)』)
・自分の信任を裏切った人から進物を受けていいかどうか迷っていた。
(出典:ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』)
・全体腐敗しやすい食物を歳暮の進物にするのは衛生に無頓着な証拠です。
(出典:村井弦斎『食道楽』)
・季節ごとに進物の遣り取りがあったという記録が残っておる。
(出典:葉室麟『蜩ノ記』)
類語
・贈り物(おくりもの)
意味:人に贈る物。(出典:デジタル大辞泉)
・付け届け(つけとどけ)
意味:謝礼・依頼・義理などのため贈り物をすること。(出典:デジタル大辞泉)
・御遣い物(おつかいもの)
意味:他人への贈り物。(出典:デジタル大辞泉)
・プレゼント
意味:贈り物。(出典:デジタル大辞泉)
・ギフト
意味:贈り物。(出典:デジタル大辞泉)