極右
「極右的ともいえる価値観」などのように使う「極右」という言葉。
「極右」は、「きょくう」と読みます。
「極右」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「極右」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
極右の意味
「極右」には次の意味があります。
・ 極端に右翼的な思想。また、その思想を持つ人や団体。(出典:精選版 日本国語大辞典)
右翼は保守的、国粋的な思想傾向を持つ人や団体のことで、その思想に非常に偏っている様子を表します。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・殿下のこうした「容共中立路線」は国内の極右勢力の強い不満をかった。
(出典:近藤紘一『戦火と混迷の日々』)
・誤解がないようにしたいのは、入江が極右的な政治結社の末端ではないというだ。
(出典:竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 7 皆殺し編』)
・手を下したのはフランスの極右組織であったが、ローマのファシスト情報機関の指示によるものとされた。
(出典:木村裕主『ムッソリーニの処刑』)
・国内にも極右勢力などの危険はある。
(出典:ヴィンジ『最果ての銀河船団(下)』)
・「思想」が終焉した繁栄の日本から、極左の学生も極右の作家も去って行った。
(出典:橋本治『二十世紀(下)』)
類語
・反動主義(はんどうしゅぎ)
意味:強圧的な手段によって旧体制の維持または復活をはかろうとする主義。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・右党(うとう)
意味:右翼政党。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・保守党(ほしゅとう)
意味:保守主義を政治上の立場とする党派。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・保守的(ほしゅてき)
意味:保守の傾向のあるさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・封建的(ほうけんてき)
意味:封建制度特有の性質をもっているさま。(出典:デジタル大辞泉)