平均的
「平均的な身長」などのように使う「平均的」という言葉。
「平均的」は、音読みで「へいきんてき」と読みます。
「平均的」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「平均的」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
平均的の意味
「平均的」には次の意味があります。
・あるまとまりの中で、最もふつうであるさま。例外的でないさま。(出典:デジタル大辞泉)
「平均的」とは、ちょうど中間くらいの程度を指す言葉です。可もなく不可もなくと言った状態のことを言います。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・そこは平均的な中学生の男の子の部屋程度にしか汚れていなかったから。
(出典:山本文緒『眠れるラプンツェル』)
・サヤの外見と同じ年代の少女たちからしたら平均的なのかもしれないが。
(出典:雨木シュウスケ『レジェンド・オブ・レギオス 第1巻 リグザリオ洗礼』)
・でもそれは、この時代の平均的な庶民の感覚とほとんど変わらないんだ。
(出典:宮部みゆき『蒲生邸事件』)
・あの子は私たちの子どもで、ごくごく平均的な女の子であるべきなのだ。
(出典:竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 4 暇つぶし編』)
・日本中で統一されているのか、と思えるほど平均的なチャイムが鳴った。
(出典:森博嗣『G 1 φは壊れたね』)
類語
・標準(ひょうじゅん)
意味:平均的な度合。また、その程度のもの。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・平凡(へいぼん)
意味:これといったすぐれた特色もなく、ごくあたりまえなこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・一般的(いっぱんてき)
意味:特別な物事に限らないで、広く全体に通じる状態であるさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・凡庸(ぼんよう)
意味:平凡でとりえのないこと。また、その人や、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・在り来たり(ありきたり)
意味:珍しくないこと。ありふれていること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)