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中略とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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中略

「…(中略)…」などのように使う「中略」という言葉。

「中略」は、音読みで「ちゅうりゃく」と読みます。

「中略」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「中略」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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中略の意味

「中略」には次の意味があります。

中ほどを略すこと。特に、文章などの途中をはぶくこと。(出典:デジタル大辞泉)

文章中で(中略)と示すことで内容を省略することが多いです。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・六時頃来られる筈だったのに、〔中略〕電話で伺いを立ててから来ようとしたら池袋のぐるりに公衆がなくて歩き歩き千川の避難先のうち迄帰ってしまって出て来たのだそうです。
(出典:宮本百合子『獄中への手紙』)

・ただし、一部中略して引用されている。
(出典:芥川龍之介『羅生門・鼻』)

・以下の文章は『在日本大韓民國民団湘南中部支部』のホームページ『韓日古代史への旅』より、中略などはせずに転載した。
(出典:西風隆介『神の系譜VII 竜の源 高句麗』)

中略の箇所はで示したが、前略、後略の場合はこの印をつけていない。
(出典:神谷美恵子『神谷美恵子日記』)

・礼容においても感情においても、また利益においても、国民と言える思想は一日もゆるがせにすべからず、〔中略〕各国民を統一することは地図の上において別に困難を覚えず。
(出典:陸羯南『近時政論考』)

類語

省略(しょうりゃく)
意味:はぶくこと。はぶいて簡単にすること。(出典:精選版日本国語大辞典)

中略(ちゅうりゃく)
意味:文章の前の部分を省略すること。(出典:デジタル大辞泉)

後略(こうりゃく)
意味:文章のあとの部分をはぶくこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

略(りゃく)
意味:省く。省略する。簡単にする。りゃくす。(出典:精選版 日本国語大辞典)

上略(じょうりゃく)
意味:文章やことばなどの前の部分を略すこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

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