不平等
「明らかに不平等な対応だ」などのように使う「不平等」という言葉。
「不平等」は、音読みで「不平等」と読みます。
「不平等」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「不平等」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
不平等の意味
「不平等」には次の意味があります。
・平等でないこと。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「不平等」とは、同じ評価基準で判断せずに、優劣が偏った見方や対応になることを言います。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・七〇年代の終わりには、所得配分の不平等が盛んに言われるようになった。
(出典:片岡義男『日本語の外へ(上)』)
・それは他のあらゆる権利と同じように、不平等を前提としている。
(出典:レーニン/角田安正訳『国家と革命』)
・男女を同じに義務教育で扱うのは平等に見えておそろしく不平等なのである。
(出典:渡部昇一『新常識主義のすすめ』)
・つまりデマとはニュース配分の不平等から発生するものであるらしい。
(出典:戸坂潤『『唯研ニュース』』)
・しかし、地上のこの不平等さを撤廃することはできなかったのです。
(出典:キェルケゴオル/芳賀檀訳『愛について』)
類語
・アンフェア
意味:不公平なさま。公正でないさま。(出典:デジタル大辞泉)
・不公平(ふこうへい)
意味:公平でないこと。片寄りがあること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・偏見(へんけん)
意味:かたよった見方・考え方。ある集団や個人に対して、客観的な根拠なしにいだかれる非好意的な先入観や判断。(出典:デジタル大辞泉)
・贔屓目(ひいきめ)
意味:ひいきをした見方。好意的な見方。(出典:デジタル大辞泉)
・固定観念(こていかんねん)
意味:いつも頭から離れないで、その人の思考を拘束するような考え。(出典:デジタル大辞泉)