接着
「しっかりと接着する」などのように使う「接着」という言葉。
「接着」は、音読みで「せっちゃく」と読みます。
「接着」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「接着」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
接着の意味
「接着」には次の意味があります。
・物と物とがぴったりくっつくこと。また、くっつけること。(出典:デジタル大辞泉)
「しっかりと接着する」は「しっかりとくっつける」という意味です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・相手の感情を、トリモチの接着力でがんじがらめにしてしまうのである。
(出典:姫野カオルコ『ツ、イ、ラ、ク』)
・「接着テープが残り少なくなっているわ」 道具を見ていた真が言った。
(出典:泡坂妻夫『喜劇悲奇劇』)
・ドアの上端から枠木にかけて、透明な一本の接着テープが貼ってあった。
(出典:大藪春彦『蘇える金狼 野望篇』)
・この時は、侵入した泥棒の足を床に接着させるという話を作った。
(出典:星新一『できそこない博物館』)
・すると、本来糊がついていないはずの部分まで接着されていることがわかった。
(出典:貴志祐介『黒い家』)
類語
・癒着(ゆちゃく)
意味:本来は分離しているはずの臓器・組織面が、外傷や炎症のために、くっつくこと。(出典:デジタル大辞泉)
・密着(みっちゃく)
意味:ぴったりとつくこと。(出典:デジタル大辞泉)
・定着(ていちゃく)
意味:ある場所や位置に、ぴったりとつくこと。一定の所に落ち着くこと。(出典:デジタル大辞泉)
・付着(ふちゃく)
意味:物が他の物にくっつくこと。(出典:デジタル大辞泉)
・吸着(きゅうちゃく)
意味:吸いつくこと。(出典:デジタル大辞泉)