駆動
「駆動装置」などのように使う「駆動」という言葉。
「駆動」は、音読みで「くどう」と読みます。
「駆動」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「駆動」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
駆動の意味
「駆動」には次の意味があります。
・動力を与えて動かすこと。また比喩的に、目的や契機によって、ある働きをすること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
機械に動力を与えて動かすことを意味することが多いですが、比喩的に使うこともあります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・駆動したままのモーターの唸りが、低く聞こえるだけだった。
(出典:D・マクダニエル/多田雄二訳『0011/ナポレオン・ソロ・シリーズ 第8巻 ソロ対吸血鬼』)
・剥き出しのエンジンが放つ駆動音である。
(出典:榊一郎『神曲奏界ポリフォニカ 1 ウェイワード・クリムゾン』)
・僕の駆動用モーターも、もう限界に来てたんだ。
(出典:藤咲淳一『攻殻機動隊 凍える機械』)
・以前からのやり方では、この国の社会を駆動できなくなった。
(出典:吉岡忍『奇跡を起こした村のはなし』)
・意識だけが猛烈なスピードで駆動する。
(出典:川原礫『ソードアート・オンライン 第5巻』)
類語
・作動(さどう)
意味:機械や装置の運動部分が働くこと。(出典:デジタル大辞泉)
・原動力(げんどうりょく)
意味:熱・水力・風力など、機械に運動を起こさせる力。(出典:デジタル大辞泉)
・推進(すいしん)
意味:物を前へおし進めること。(出典:デジタル大辞泉)
・推力(すいりょく)
意味:物体を運動方向におしすすめる力。(出典:デジタル大辞泉)
・駆る(かる)
意味:速く走らせる。急がせる。(出典:デジタル大辞泉)