弱体化
「リーダーが変わってあの組織はすっかり弱体化してしまった」などのように使う「弱体化」という言葉。
「弱体化」は、音読みで「じゃくたいか」と読みます。
「弱体化」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「弱体化」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
弱体化の意味
「弱体化」には次の意味があります。
・組織や機構、体制などの力が弱くなること。また、その力を弱くすること。（出典：精選版 日本国語大辞典）
「弱体化」とは、組織や体制の持つ力が衰え、頼りない状態になることを言います。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・社会機構全体にわたって、ソフトウェアの弱体化が徐々に進行している。
（出典：田中芳樹『銀河英雄伝説 1 黎明篇』）
・私の捜査が王府の弱体化を引き起こすことになってもよろしいのですか?
（出典：池上永一『テンペスト1 若夏の巻』）
・彼はこれまでも、戦時下以外での組織の強化と、敵の弱体化に努めてきた。
（出典：高橋弥七朗『灼眼のシャナ 第10巻』）
・ある程度の弱体化はするだろうが、打ち消すって所まではいかない。
（出典：鎌池和馬『とある魔術の禁書目録 第15巻』）
・何やら僧正は弱体化うんぬんの話もしていたが、それがどうしたというのだ。
（出典：鎌池和馬『新約 とある魔術の禁書目録 第13巻』）
類語
・衰退（すいたい）
意味：勢いや活力が衰え弱まること。（出典：デジタル大辞泉）
・衰弱（すいじゃく）
意味：からだなどが衰え弱ること。（出典：デジタル大辞泉）
・後退（こうたい）
意味：力や勢いが次第に衰えること。物事が好ましくない事態に向かって進むこと。（出典：精選版 日本国語大辞典）
・減退（げんたい）
意味：勢いが減って衰えること。また量が少なくなること。（出典：精選版 日本国語大辞典）
・頓挫（とんざ）
意味：くじける。勢いが急に弱まる。（出典：普及版 字通）
