目を疑う
「衝撃的な事件に目を疑う」などのように使う「目を疑う」という言葉。
「目を疑う」は、訓読みで「めをうたがう」と読みます。
「目を疑う」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「目を疑う」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
目を疑うの意味
「目を疑う」には次の意味があります。
・実際に見ても信じられないほど不思議に思う。(出典:デジタル大辞泉)
「衝撃的な事件に目を疑う」は「衝撃的な事件を不思議に思う」と言い換えることができます。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・わが目を疑ったが、中学を卒業したばかりの少女に間違いはなかった。
(出典:上野正彦『死体は生きている』)
・ドアを開けて、部屋の中に入ってきた女を見て、あたしは自分の目を疑った。
(出典:野村美月『文学少女シリーズ(全16巻) 13 “文学少女”と恋する挿話集3』)
・清田軍曹は濃い眉をあげて南の方を眺めた時に、目を疑う思いがした。
(出典:高木俊朗『全 滅』)
・呼吸だけでも楽にさせようと襟を緩めにかかり、デスラーは目を疑った。
(出典:亜瑠『アブナイふたり』)
・狼にかこまれているおぬしを見つけたときには、わしも目を疑ったよ。
(出典:杉本苑子『胸に棲む鬼』)
類語
・驚く(おどろく)
意味:意外なことに出くわして、心に衝撃を受ける。びっくりする。感嘆する。(出典:デジタル大辞泉)
・びっくり
意味:突然のことや意外なことに一瞬おどろくさま。(出典:デジタル大辞泉)
・どきっと
意味:驚きや恐怖などのために、強く動悸が打つさま。(出典:デジタル大辞泉)
・瞠目(どうもく)
意味:驚いたり感心したりして、目をみはること。(出典:デジタル大辞泉)
・驚愕(きょうがく)
意味:非常に驚くこと。驚駭。(出典:デジタル大辞泉)