目を見張る
「彼女の変わりように目を見張る」などのように使う「目を見張る」という言葉。
「目を見張る」は、訓読みで「めをみはる」と読みます。
「目を見張る」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「目を見張る」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
目を見張るの意味
「目を見張る」には次の意味があります。
・怒ったり、驚いたり、感心したりして目を大きく見開く。(出典:デジタル大辞泉)
「彼女の変わりように目を見張る」は「彼女の変わりように目を大きく見開く」という意味です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・懸命に目を見張って前方を見たが、国王の帰って来る影さえも見えない。
(出典:魯迅『阿Q正伝』)
・金田一耕助はそれを手にとって開いてみて、思わず大きく目を見張った。
(出典:横溝正史『金田一耕助全集 [金田一耕助ファイル14] 横溝正史 「七つの仮面」』)
・桐乃も俺と似たようなことを思ったようで、となりで目を見張っていた。
(出典:伏見つかさ『俺の妹がこんなに可愛いわけがない 第4巻』)
・年の頃は、二十歳を少し出たくらいで、目を見張るような美青年だった。
(出典:今邑彩『蛇神』)
・目の前に、わたしの顔がにょきっと現れたので、瞳ちゃんが目を見張る。
(出典:野村美月『文学少女シリーズ(全16巻) 12 “文学少女”見習いの、傷心。』)
類語
・驚く(おどろく)
意味:意外なことに出くわして、心に衝撃を受ける。びっくりする。感嘆する。(出典:デジタル大辞泉)
・びっくり
意味:突然のことや意外なことに一瞬おどろくさま。(出典:デジタル大辞泉)
・どきっと
意味:驚きや恐怖などのために、強く動悸が打つさま。(出典:デジタル大辞泉)
・瞠目(どうもく)
意味:驚いたり感心したりして、目をみはること。(出典:デジタル大辞泉)
・驚愕(きょうがく)
意味:非常に驚くこと。驚駭。(出典:デジタル大辞泉)