未来
「未来の世界」などのように使う「未来」という言葉。
「未来」は、音読みで「みらい」と読みます。
「未来」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「未来」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
未来の意味
「未来」には次の意味があります。
・現在のあとに来る時。これから来る時。将来。（出典：デジタル大辞泉）
未来はもともと仏教用語で「未来世（みらいせ＝死後に生まれかわっていく世界）を意味する言葉ですが、転じて一般的には「将来」という意味で使われています。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・未来や過去を考えるよりも、目の前の女性をたのしみたかったのだ。
（出典：室生犀星『性に眼覚める頃』）
・三人の未来には不幸のみが待ち構えているように思われてならない。
（出典：坂口安吾『風と光と二十の私と』）
・悪党も一緒ですが、未来都市へ御案内します。
（出典：福永武彦『廃市・飛ぶ男』）
・希望的、建設的な未来図が見えるだろうか?
（出典：松平維秋『松平維秋の仕事』）
・楽観に充ちた未来像が想定されていた。
（出典：和田はつ子『薬師』）
類語
・将来（しょうらい）
意味：これから先。未来。ゆくさき。前途。（出典：精選版 日本国語大辞典）
・行く末（ゆくすえ）
意味：これから先のなりゆき。前途。将来。行く先。（出典：デジタル大辞泉）
・末末（すえずえ）
意味：時間的に先のほう。行く末。さきざき。将来。（出典：デジタル大辞泉）
・前途（ぜんと）
意味：将来。これからのなりゆき。さきゆき（出典：精選版 日本国語大辞典）
・行く先（ゆくさき）
意味：これから先。先行き。将来。前途。行く末。（出典：デジタル大辞泉）
