パラダイム
「パラダイムシフトが加速する」などのように使う「パラダイム」という言葉。
英語では「paradigm」と表記します。
「パラダイム」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「パラダイム」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
パラダイムの意味
「パラダイム」には次の意味があります。
・ある時代に支配的な物の考え方・認識の枠組み。規範。(出典:デジタル大辞泉)
「パラダイム」はその時代・その場所での「一般的」あるいは「主流」な物の考え方・価値観などを指す言葉です。
例えば、昭和時代の家族観「男が働き、女が家を守る」という考え方などもパラダイムです。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・そこには確かに一つのパラダイムの転換が存在したのでした。
(出典:嶽本野ばら『それいぬ 正しい乙女になるために』)
・従来のパラダイムから脱却する必要がある。
(出典:茂木健一郎『クオリア入門-心が脳を感じるとき』)
・日本車に対抗するにはGMのパラダイムを根本から変える必要がある。
(出典:佐藤正明『トヨタ・GM 巨人たちの握手』)
・そういう優柔不断のパラダイムを、長い歴史の中で創出した国である。
(出典:赤瀬川原平『優柔不断術』)
・いわば異なるパラダイムの場の中に置きなおしていかねばならないとおもわれます。
(出典:野中郁次郎/紺野登『知識経営のすすめ』)
類語
・思想(しそう)
意味:人生や社会についての一つのまとまった考え・意見。特に、政治的、社会的な見解をいうことが多い。(出典:デジタル大辞泉)
・メンタリティー
意味:心のあり方。精神のもち方。心性。精神性。(出典:大辞林 第三版)
・スタンス
意味:物事に取り組む姿勢。心構え。態度。立場。(出典:大辞林 第三版)
・規範(きはん)
意味:行動や判断の基準となる模範。手本。(出典:デジタル大辞泉)
・通念(つうねん)
意味:一般に共通した考えや認識。(出典:大辞林 第三版)