取り決め
「細かく取り決めをしておくべきだった」などのように使う「取り決め」という言葉。
「取り決め」は、訓読みで「とりきめ」と読みます。
「取り決め」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「取り決め」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
取り決めの意味
「取り決め」には次の意味があります。
・取り決めること。また、その内容。(出典:デジタル大辞泉)
「取り決め」とは、守る必要のある決まり事で、あらかじめ決めておくことを言います。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・その時点において親の取り決めによる結婚がはじめて成立したのである。
(出典:張競『恋の中国文明史』)
・その偏った趣味の形成は親の取り決めによる結婚と深いかかわりがある。
(出典:張競『恋の中国文明史』)
・しかし考えてみれば、これは必ずしも誤った取りきめとはいえなかった。
(出典:モンゴメリ/神山妙子訳『赤毛のアン』)
・すべての取り決めが完全であったらきっと失望するに決まっていたわ。
(出典:オースティン/伊吹知勢訳『高慢と偏見(下)』)
・自分は自分の一生を自分で取りきめたのであつて、それが運命なのぢやない。
(出典:素木しづ『三十三の死』)
類語
・約束(やくそく)
意味:ある物事に関してあらかじめ取り決め、将来それを変えないことを互いに誓うこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・契約(けいやく)
意味:約束を取り交わすこと。また、その約束。(出典:デジタル大辞泉)
・決まり(きまり)
意味:よりどころとして定められている事柄。(出典:デジタル大辞泉)
・確定(かくてい)
意味:はっきりと定まること。また、定めること。(出典:デジタル大辞泉)
・申し合わせ(もうしあわせ)
意味:話し合って決めること。また、その取り決め。(出典:デジタル大辞泉)