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寸暇を惜しむとは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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寸暇を惜しむ

「寸暇を惜しんで勉学に励む」などのように使う「寸暇を惜しむ」という言葉。

「寸暇を惜しむ」は、「すんかをおしむ」と読みます。

「寸暇を惜しむ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「寸暇を惜しむ」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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寸暇を惜しむの意味

「寸暇を惜しむ」には次の意味があります。

少しの時間も無駄にせず活用する。(出典:デジタル大辞泉)

「寸暇」とは、少しのひまという意味があります。
この慣用句の後には何かの動作を表す言葉が続き、ちょっとした時間さえも貴重なものとして活用しそれに打ち込む、ということを表します。
「寸暇を惜しまず~する」という表記も目にすることがありますが、否定を表す「ず」を入れて使うのは間違いです。
本来は「寸暇を惜しんで~する」とするのが正しい使い方ですので、注意が必要です。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

寸暇を惜しんで、研究を一歩でも先に進めなければならない。
(出典:東野圭吾『容疑者Xの献身』)

・そう思って、最近では寸暇を惜しみ、身近な自然を観察するようにしています。
(出典:貴志祐介『天使の囀り』)

・たいへんな本の虫で、常に寸暇を惜しんで何かを読んでいる。
(出典:二階堂黎人『奇跡島の不思議』)

・だが、寸暇も惜しんで商売に精を出す者にとって早手回しの正月気分はむしろ邪魔なものにも思える。
(出典:宇江佐真理『髪結い伊三次捕物余話 幻の声』)

・きいてはいましたがネ、これはまさに寸暇を惜しんでというやつで、これほどだとは思わなかった。
(出典:矢野誠一『さらば、愛しき藝人たち』)

類語

絶え間ない(たえまない)
意味:物事が中断することがない。途絶えることなく続くさま。休みない。(出典:デジタル大辞泉)

只管(ひたすら)
意味:そのことだけに意を用いるさま。もっぱらそれだけを行うさま。(出典:デジタル大辞泉)

専ら(もっぱら)
意味:他はさしおいて、ある一つの事に集中するさま。また、ある一つの事を主とするさま。ひたすら。ただただ。(出典:デジタル大辞泉)

明け暮れる(あけくれる)
意味:熱中して終始そのことをする。ある物事に没頭する。(出典:デジタル大辞泉)

打ち込む(うちこむ)
意味:その事に全精力を注ぐ。熱中する。夢中になる。(出典:デジタル大辞泉)

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