招致
「オリンピックを招致する」などのように使う「招致」という言葉。
「招致」は、音読みで「しょうち」と読みます。
「招致」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「招致」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
招致の意味
「招致」には次の意味があります。
・招き寄せること。招いて来てもらうこと。(出典:デジタル大辞泉)
「招致」という言葉をわかりやすく言うと、「お願いして自分のところに来てもらうこと」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ではおれの勝利はすべておれの敗北を招致するものでしかないというのか?
(出典:サド/澁澤龍彦訳『恋のかけひき』)
・日本へオリンピックを招致しようとしたときの雰囲気を思いおこします。
(出典:宮本百合子『オリンピック開催の是非』)
・そして旧家臣を招致するため、本庁の附属船である庚午丸を使用すること。
(出典:本庄陸男『石狩川』)
・その一つを償わんとすれば他の多くを招致する恐れがある。
(出典:ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』)
・運命のいづれかを招致せんとするものは、思を致すべきである。
(出典:幸田露伴『努力論』)
類語
・誘致(ゆうち)
意味:招き寄せること。(出典:デジタル大辞泉)
・召喚(しょうかん)
意味:人を呼び出すこと。特に、裁判所が被告人・証人・鑑定人などに対し、一定の日時に裁判所その他の場所に出頭を命ずること。(出典:デジタル大辞泉)
・招集(しょうしゅう)
意味:人を招き集めること。(出典:デジタル大辞泉)
・招聘(しょうへい)
意味:礼を尽くして人を招くこと。(出典:デジタル大辞泉)
・招請(しょうせい)
意味:頼んで来てもらうこと。招き迎えること。(出典:デジタル大辞泉)