切願
「世界平和を切願する」などのように使う「切願」という言葉。
「切願」は、音読みで「せつがん」と読みます。
「切願」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「切願」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
切願の意味
「切願」には次の意味があります。
・心から願うこと。(出典:デジタル大辞泉)
「切願」とは、熱心に願うことを言います。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・愛も恋も一切白紙に還元して、別途な生き方をするようにとの切願だった。
(出典:豊島与志雄『牛乳と馬』)
・彼はやっと、幕艦脱走の前に同行を切願に来た男の顔を、髯の中から見つけ出したのだ。
(出典:山田風太郎『明治波濤歌(上) 山田風太郎明治小説全集 9』)
・わたしは、そういうふうにすれば、わたしに無言の切願を寄せている大地に対していくらかでも愛情を示すことができると思ったのだが、そのあとではまたそんな考えを自分で笑いものにしたのである。
(出典:ヘッセ/佐藤晃一訳『郷愁』)
・自分を名高い女にするために勉強してくれと彼女から切願されたので、彼はうっかりしてるのがやましかった。
(出典:ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』)
・私は彼女をしっかりと押さえて、私の言うことをよく聞いて、わたしを免してもらいたいと切願すると、彼女はわたしの口から眼へかけて鞭で打った。
(出典:キプリング・ラデャード『世界怪談名作集』)
類語
・願う(ねがう)
意味:望みがかなうように請い求める。望み求める。(出典:デジタル大辞泉)
・悲願(ひがん)
意味:ぜひとも成し遂げたいと思う悲壮な願い。(出典:デジタル大辞泉)
・懇願(こんがん)
意味:ねんごろに願うこと。ひたすらお願いすること。(出典:デジタル大辞泉)
・念願(ねんがん)
意味:常に心にかけて強く望むこと。また、その望み。(出典:デジタル大辞泉)
・希求(ききゅう)
意味:強く願い求めること。(出典:デジタル大辞泉)