決心
「ようやく決心したようだ」などのように使う「決心」という言葉。
「決心」は、音読みで「けっしん」と読みます。
「決心」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「決心」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
決心の意味
「決心」には次の意味があります。
・心を決めること。自分の考えを決めて覚悟すること。また、その心。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「決心」とは、自分の心の内にあることをはっきりと決めること、決断することを言います。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・私はもう田舎の中学校に帰って勉強しようとその時決心したのであった。
(出典:倉田百三『光り合ういのち』)
・あの船は決心したようにまっすぐにこの島に向かって来るように見える。
(出典:倉田百三『俊寛』)
・私は多くの理由によって自然の科学の一つを勉強する決心をしました。
(出典:モース・エドワード・シルヴェスター『日本その日その日』)
・ところが僕はそこに気づかないで、博士の部屋を調べてみようと決心した。
(出典:海野十三『地球を狙う者』)
・それは、東京の五郎に手紙を書いてみようといふ決心がやつとついた時まで。
(出典:神西清『水と砂』)
類語
・決意(けつい)
意味:重大なことがらについて自分の考えをはっきり決めること。また、その考え。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・覚悟(かくご)
意味:あらかじめ心構えすること。心の用意。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・決断(けつだん)
意味:心をはっきりと決めること。きっぱりと断を下すこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・踏ん切り(ふんぎり)
意味:思い切って決心すること。(出典:デジタル大辞泉)
・英断(えいだん)
意味:すぐれた決断。また、思い切ってきっぱり決めること。(出典:精選版 日本国語大辞典)