裏切り
「信頼していた友達の裏切り」などのように使う「裏切り」という言葉。
「裏切り」は、音読みで「うらぎり」と読みます。
「裏切り」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「裏切り」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
裏切りの意味
「裏切り」には次の意味があります。
・うらぎること。味方を捨てて敵方についたり、約束・信義・期待に背いたりすること。(出典:デジタル大辞泉)
信用している人の期待や信頼に背いたり、味方を捨てたりすることを意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・他の女性を好きになったことを、裏切りだとは理加子は決して思わない。
(出典:姫野カオルコ『ドールハウス -処女三部作1』)
・もし土人が裏ぎりでもしたら、彼らの意のままにされるというのである。
(出典:ドイル/延原謙訳『失われた世界』)
・こんな可愛い態度をとりながらも、 俺の裏切りを恐れているというが。
(出典:きゃんでぃそふと『つよきすACT G』)
・この不意の感情の裏切りにはしかし引き入れられるような誘惑があった。
(出典:有島武郎『或る女』)
・云わば自分の大目的に申し訳のない裏切りをちょっとして見た訳になる。
(出典:夏目漱石『坑夫』)
類語
・内応(ないおう)
意味:味方を裏切ってひそかに敵と通じること。内通。(出典:デジタル大辞泉)
・内通(ないつう)
意味:味方の中にいて、こっそり敵に通じること。内応。(出典:デジタル大辞泉)
・背信(はいしん)
意味:信頼や約束を裏切ること。信義にそむくこと。(出典:デジタル大辞泉)
・背徳(はいとく)
意味:道徳にそむくこと。(出典:デジタル大辞泉)
・背任(はいにん)
意味:任務にそむくこと。特に、公務員や会社員などが、自分の利益のために、地位・役職を利用して、役所や会社に損害を与えること。(出典:デジタル大辞泉)