捻挫
「体育の授業で捻挫した」などのように使う「捻挫」という言葉。
「捻挫」は、音読みで「ねんざ」と読みます。
「捻挫」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「捻挫」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
捻挫の意味
「捻挫」には次の意味があります。
・手や足などの関節に無理な力がかかり、外れかかって靭帯や腱が損傷された状態。痛み・腫れなどを伴う。(出典:デジタル大辞泉)
言い換えると、「捻挫」は「強い外力が関節にかかり、靭帯や腱などを傷めること」を意味します。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・捻挫ぐらいと思っていたが、足を地につけることができなかった。
(出典:三浦綾子『病めるときも』)
・捻挫した筋を伸ばすような痛みを耐え抜くと、たしかに体が楽になった。
(出典:安部公房『方舟さくら丸』)
・ということは捻挫した昨夜も彼女は一人だったのだ。
(出典:山本文緒『紙婚式』)
・まだ捻挫した左手は使えず、義理にも優雅な身のこなしとはいえなかった。
(出典:樋口有介『苦い雨』)
・もしかしたら捻挫ではなくて骨でも折ったのでは、と心配していた矢先だった。
(出典:今野緒雪『マリア様がみてる 25 大きな扉 小さな鍵』)
類語
・骨折(こっせつ)
意味:骨が折れること。また、骨にひびが入ったり、その一部または全部が折れたりすること。(出典:デジタル大辞泉)
・脱臼(だっきゅう)
意味:骨の関節が外れること。(出典:デジタル大辞泉)
・挫傷(ざしょう)
意味:くじき傷つくこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・打撲(だぼく)
意味:からだを強く打ちつけたり、たたいたりすること。(出典:デジタル大辞泉)
・創傷(そうしょう)
意味:皮膚などに生じたきず。切創・刺創・割創など、きず口の開いているきず。(出典:デジタル大辞泉)