涙腺
「涙腺が崩壊する」などのように使う「涙腺」という言葉。
「涙腺」は、音読みで「るいせん」と読みます。
「涙腺」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「涙腺」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
涙腺の意味
「涙腺」には次の意味があります。
・上まぶたの、眼球の上外方の位置にあって、涙液を分泌する腺。(出典:デジタル大辞泉)
言い換えると、「涙腺」は「上まぶたの外側にある、涙を作る腺」を意味します。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・眼が小さいのに、どうしてこのような立派な涙腺がみられるのであろうか。
(出典:養老孟司『ヒトの見方』)
・この段階で民子はすでに泣いていたし、俺の涙腺も相当ヤバくなっていた。
(出典:日明恩『埋み火』)
・あるいはただ冷たい風が涙腺を刺激し、涙を流させるのかもしれない。
(出典:村上春樹『1Q84 BOOK3』)
・富春に涙腺があるということすら、おれは今の今まで知らなかった。
(出典:馳星周『不夜城』)
・二十歳をすぎたころから、おれの涙腺は当人の意志とは関係なくゆるくなっている。
(出典:石田衣良『池袋ウエストゲートパーク 第3巻 骨音』)
類語
・涙(なみだ)
意味:涙腺から分泌される液体。(出典:デジタル大辞泉)
・暗涙(あんるい)
意味:人知れず流す涙。(出典:デジタル大辞泉)
・感涙(かんるい)
意味:深く感じて流す涙。感激・感謝のあまり流す涙。(出典:デジタル大辞泉)
・血涙(けつるい)
意味:ひどい悲しみやいきどおりのために出る涙。血のなみだ。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・熱涙(ねつるい)
意味:感動のあまり思わずこぼす、あつい涙。(出典:デジタル大辞泉)