辺境
「辺境までやって来た」などのように使う「辺境」という言葉。
「辺境」は、音読みで「へんきょう」と読みます。
「辺境」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「辺境」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
辺境の意味
「辺境」には次の意味があります。
・中央から遠く離れた地帯。国ざかい。国境。(出典:デジタル大辞泉)
「辺境までやって来た」は「中央から遠く離れた地帯までやって来た」という意味です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・辺境に生きることの意味を、彼らは生まれたときから理解してきたのだ。
(出典:菊地秀行『吸血鬼ハンター15 D-魔戦抄』)
・この辺境でただひとり、二人の子を育ててきた女の眼は絶対に確かなのだ。
(出典:菊地秀行『吸血鬼ハンター12a D-邪王星団1』)
・辺境星区の人間にもいいところがあるんだなあ、とグライムズは思った。
(出典:A・バートラム・チャンドラー『銀河辺境シリーズ(全25巻) 1 銀河辺境への道』)
・しかし、近代野球の用語をなぜこのような辺境の若者が知っているのだ。
(出典:つかこうへい『長島茂雄殺人事件』)
・東方辺境領姫を批判することになりかねないことに気づいたからであった。
(出典:佐藤大輔『皇国の守護者1 反逆の戦場』)
類語
・田舎(いなか)
意味:都会から離れた地方。(出典:デジタル大辞泉)
・在地(ざいち)
意味:田舎の土地。在所。在郷。(出典:デジタル大辞泉)
・田園(でんえん)
意味:田と園。田畑。また、田畑のある地方。いなか。(出典:デジタル大辞泉)
・奥地(おくち)
意味:都市や海岸から遠く離れた地域。(出典:デジタル大辞泉)
・辺鄙(へんぴ)
意味:都会から離れていて不便なこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)