袋の鼠
「敵はもう袋の鼠だ」などのように使う「袋の鼠」という言葉。
「袋の鼠」は、訓読みで「ふくろのねずみ」と読みます。
「袋の鼠」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「袋の鼠」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
袋の鼠の意味
「袋の鼠」には次の意味があります。
・逃げ出すことのできない状態のたとえ。袋の中の鼠。(出典:デジタル大辞泉)
袋の中の鼠の略語として同様の意味で使用します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・敵はもう袋の鼠だ。
・このステージは逃げ場がないため、袋の鼠で一網打尽にできる。
・犯人は袋の鼠で、いともたやすく捕らえられる。
類語
・袋の中の鼠(ふくろのなかのねずみ)
意味:袋の中に追いこまれた鼠。逃げ出ることのできないたとえ。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・絶体絶命(ぜったいぜつめい)
意味:どうにも逃れようのない、差し迫った状態や立場にあること。(出典:デジタル大辞泉)
・九死(きゅうし)
意味:ほとんど命が助かりそうもないような危ない状態。(出典:デジタル大辞泉)
・八方塞がり(はっぽうふさがり)
意味:どの方面にも差し障りがあって、手の打ちようがないこと。(出典:デジタル大辞泉)
・危機一髪(ききいっぱつ)
意味:髪の毛一本ほどの違いで安危が分かれるような、きわめて危険な状態。ひとつ間違えば危険に陥りそうなこと。あぶないせとぎわ。(出典:精選版 日本国語大辞典)