拍手喝采
「奇跡の逆転劇に拍手喝采が起こる」などのように使う「拍手喝采」という言葉。
「拍手喝采」は、音読みで「はくしゅかっさい」と読みます。
「拍手喝采」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「拍手喝采」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
拍手喝采の意味
「拍手喝采」には次の意味があります。
・手をたたいてほめそやすこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
褒める際に手をたたいて大声を上げて盛り上がることを意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・小野も慶応義塾の出、世間もこの撃退劇を知って拍手喝采したのだった。
(出典:小堺昭三『明治の怪物経営者たち』)
・それが彼の心を動かしたという場合には、彼の熱心は政治のためにあらずして拍手喝采のためである。
(出典:新渡戸稲造『自警録』)
・少年の僕は人を笑わせるのが得意で、しばしば大人達からも拍手喝采をうけたものである。
(出典:李成『砧をうつ女』)
・それでも拍手喝采は耳を聾せんばかりで、私の耳は痛くなりました。
(出典:モーツァルト/服部龍太郎訳『モーツァルトの手紙』)
・彼女はすべての観客から拍手喝采をあびたが、十分にその値うちがあった。
(出典:カザノヴァ/田辺貞之助訳『カザノヴァ回想録 第二巻』v)
類語
・称賛(しょうさん)
意味:褒めたたえること。(出典:デジタル大辞泉)
・賛嘆(さんたん)
意味:深く感心してほめること。(出典:デジタル大辞泉)
・過褒(かほう)
意味:実際以上にほめること。ほめすぎること。過賞。過誉。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・称揚(しょうよう)
意味:ほめあげること。ほめたたえること。称誉。称賛。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・過賞(かしょう)
意味:褒めすぎること。(出典:デジタル大辞泉)