長居
「あまり長居しては悪い」などのように使う「長居」という言葉。
「長居」は、訓読みで「ながい」と読みます。
「長居」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「長居」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
長居の意味
「長居」には次の意味があります。
・同じ場所に長くとどまっていること。長い間座を去らないこと。長座。(出典:精選版 日本国語大辞典)
同じ場所に長時間、居座ることを意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・変体刀蒐集後はその土地に長居をしないことが習慣のようになってきた。
(出典:西尾維新『刀語(全12巻) 刀語 5 第五話 賊刀・鎧』)
・ベテランの警官が意味もなく、仕事を終えた現場に長居するはずがない。
(出典:佐竹一彦『新任警部補』)
・如水はもう少し知りたかったが、これ以上長居はすべきでないと考えた。
(出典:茶屋二郎『遠く永い夢(上)-本能寺 信長謀殺の真実』)
・そういうわけで、昨日はすっかり長居をする羽目になってしまいました。
(出典:オースティン/ハーディング祥子訳『エマ(上)』)
・なぜか、そこに長居をするとろくなことにならないと思ったのである。
(出典:貴志祐介『黒い家』)
類語
・入浸る(いりびたる)
意味:自宅以外の家・場所などにいつづける。(出典:デジタル大辞泉)
・腰を据える(こしをすえる)
意味:ある場所に落ち着く。腰を落ち着ける。(出典:デジタル大辞泉)
・詰める(つめる)
意味:決まった場所に出向き、用事に備えて待機する。出仕して控えている。(出典:デジタル大辞泉)
・長尻(ながじり)
意味:人を訪ねて長時間すわり込んでなかなか帰らないこと。長い間、同じところにいること。また、その人。長座。長居。ながっちり。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・長座(ちょうざ)
意味:人を訪ねて長くそこにいること。長居。(出典:デジタル大辞泉)