感知
「感知システム」などのように使う「感知」という言葉。
「感知」は、音読みで「かんち」と読みます。
「感知」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「感知」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
感知の意味
「感知」には次の意味があります。
・感じとること。気づくこと。(出典:デジタル大辞泉)
「感知」は人間や機械等が何かを感じ取る際に使われます。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・アリたちがそれに惹かれるのは自らの匂いを感知してのことと思われる。
(出典:和田はつ子『虫送り』)
・最初の課題は、動物たちの出現をカメラに伝える感知装置の開発であった。
(出典:森村誠一『凶通項』)
・手のひらの感知した冷たさが推測の通り鳥が死んでいることを裏付けた。
(出典:乙一『ZOO』)
・が、今彼の感知してゐるものはそれとは似ても似つかないものだつた。
(出典:田畑修一郎『医師高間房一氏』)
・したがって、クジラはそこに砂浜があることが感知できないのだという。
(出典:養老孟司『涼しい脳味噌』)
類語
・感受(かんじゅ)
意味:外界の刺激を感覚器官によって受け入れること。(出典:デジタル大辞泉)
・知覚(ちかく)
意味:感覚器官を通して外界の事物や身体内部の状態を知る働き。(出典:デジタル大辞泉)
・感取(かんしゅ)
意味:感覚で理解すること。感じ取ること。(出典:デジタル大辞泉)
・察知(さっち)
意味:おしはかって知ること。それと気がつくこと。(出典:デジタル大辞泉)
・認識(にんしき)
意味:ある物事を知り、その本質・意義などを理解すること。また、そういう心の働き。(出典:デジタル大辞泉)