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昇華とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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昇華

「ドライアイスが昇華する」などのように使う「昇華」という言葉。

「昇華」は、音読みで「しょうか」と読みます。

「昇華」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「昇華」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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昇華の意味

「昇華」には次の二つの意味があります。

1  固体が、液体を経ないで直接気体になること。また、気体が直接固体になること。
2 物事が一段上の状態に高められること。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

昇華の意味①「固体が、液体を経ないで直接気体になること。また、気体が直接固体になること。」

「昇華」の一つ目の意味は「固体が、液体を経ないで直接気体になること。また、気体が直接固体になること。」です。

学校で習うような化学的な意味です。
主な例としてドライアイスが固体から気体に変わることがあげられます。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・高倍率にして見るために装置外に出すとすぐに昇華してしまうからである。
(出典:中谷宇吉郎『雪』)

昇華凝縮が盛んに起るために、小さい氷の粒子の集まりになってしまう。
(出典:中谷宇吉郎『雪の化石2』)

・即ち昇華による固化という現象によって空気中に生じた氷が地上へ降りて来たものがわれわれのいわゆる雪なのである。
(出典:中谷宇吉郎『雪』)

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類語

気化(きか)
意味:液体が熱を受けて沸騰、蒸発して気体に変化すること。また、固体が気体に変化する昇華を含めていう場合もある。(出典:精選版 日本国語大辞典)

蒸気(じょうき)
意味:液体の蒸発や固体の昇華によって生じる気体。(出典:デジタル大辞泉)

蒸発(じょうはつ)
意味:液体がその表面から気化する現象。(出典:デジタル大辞泉)

蒸散(じょうさん)
意味: 蒸発してあたりへ散らばり出ること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

昇華の意味②「物事が一段上の状態に高められること。」

「昇華」の二つ目の意味は「物事が一段上の状態に高められること。」です。

例えば、ただの喧嘩を昇華させてスポーツにしたものが「ボクシング」です。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・それがだんだん昇華されて能楽になった、とぼくは見ているんですがね。
(出典:海音寺潮五郎『史談と史論(上)』)

・それは何十回も繰り返され法則にまで昇華した経験に基づく予想だった。
(出典:佐島勤『魔法科高校の劣等生 5 夏休み編+1』)

・互いに気の抜けない丁々発止の恋愛こそが、恋愛を文化へと昇華させます。
(出典:嶽本野ばら『それいぬ 正しい乙女になるために』)

・人間の群れの記憶が、私を超越した存在への昇華させるのだ。
(出典:竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 7 皆殺し編』)

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類語

進化(しんか)
意味:事物が進歩して、よりすぐれたものや複雑なものになること。(出典:デジタル大辞泉)

気化(きか)
意味:変化して、姿をかえること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

レベルアップ
意味:水準が上がること。(出典:デジタル大辞泉)

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