支障
「業務に支障をきたす」などのように使う「支障」という言葉。
「支障」は、音読みで「ししょう」と読みます。
「支障」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「支障」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
支障の意味
「支障」には次の意味があります。
・さしさわること。また、さしつかえ。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「業務に支障をきたす」は「業務にさしさわる」という意味です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・けれど私にはその願いを行為に移す路筋で心のなかに深い支障があった。
(出典:倉田百三『愛と認識との出発』)
・最初から、われわれがこの船を占領するのに大きな支障は何もなかった。
(出典:ドイル/鈴木幸夫訳『コナン・ドイル-ホームズの回想』)
・視力が少しずつ落ちてきて、日々の生活にも支障が出てきているらしい。
(出典:三上延『ビブリア古書堂の事件手帖 第6巻 ~栞子さんと巡るさだめ~』)
・にもかかわらず時には仕事に支障を来たすほど雑音の激しい時もあった。
(出典:牧野修『アロマパラノイド 偏執の芳香』)
・当分の間、眠っていても、自分の人生の進行になんの支障も抵抗もない。
(出典:森村誠一『致死眷属』)
類語
・邪魔(じゃま)
意味:妨げること。また、妨げとなるものや、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・妨害(ぼうがい)
意味:邪魔をすること。(出典:デジタル大辞泉)
・阻害(そがい)
意味:さまたげること。じゃますること。(出典:デジタル大辞泉)
・横槍(よこやり)
意味:第三者がわきから口を出して文句をつけること。容喙。(出典:デジタル大辞泉)
・障害(しょうがい)
意味:さまたげること。また、あることをするのに、さまたげとなるものや状況。しょうげ。(出典:デジタル大辞泉)