周遊
「周遊ツアーに参加する」などのように使う「周遊」という言葉。
「周遊」は、音読みで「しゅうゆう」と読みます。
「周遊」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「周遊」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
周遊の意味
「周遊」には次の意味があります。
・各地を旅行してまわること。(出典:デジタル大辞泉)
「周遊」をわかりやすくいうと、旅をするということをあらわす言葉で、さまざまな場所を巡るという意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・コントロール・タワーから退屈しきった管制官は行先を聞いてきたが、かれらは周遊飛行だとだけ答えた。
(出典:A・バートラム・チャンドラー『銀河辺境シリーズ(全25巻) 11 背徳の惑星』)
・そのような物語の世界を周遊しながら、自分の身の上について、あれこれとなく想像に耽った。
(出典:村上春樹『1Q84 BOOK1』)
・あと一週間、一人旅をするつもりで周遊券を買ってあるそうだ。
(出典:上坂冬子『おんなの一人旅』)
・だからまず、ヨーロッパの周遊コースにしようと思う。
(出典:清水義範『いい奴じゃん』)
・彼は自分の手で世界周遊便を作ることを構想していた。
(出典:豊田穣『松岡洋右――悲劇の外交官――(上)』)
類語
・回遊(かいゆう)
意味:あちこちを遊覧して回ること。(出典:デジタル大辞泉)
・漫遊(まんゆう)
意味:気の向くままに各地を回って旅すること。(出典:デジタル大辞泉)
・遊歴(ゆうれき)
意味:各地をめぐり歩くこと。(出典:デジタル大辞泉)
・巡遊(じゅんゆう)
意味:各地を巡り歩くこと。(出典:デジタル大辞泉)
・巡覧(じゅんらん)
意味:あちらこちらを見てまわること。めぐり見ること。(出典:精選版 日本国語大辞典)