中座
「会議を中座する」などのように使う「中座」という言葉。
「中座」は、音読みで「ちゅうざ」と読みます。
「中座」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「中座」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
中座の意味
「中座」には次の意味があります。
・会合や談話などの途中で席を外すこと。(出典:デジタル大辞泉)
「中座」は、集まり等の途中でその場から離れる際に使われます。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・彼は、教室に出る時間の都合があると云って、間もなく中座して帰った。
(出典:宮本百合子『伸子』)
・その日私は郊外電車の時間の都合があったので一人中座して帰宅しました。
(出典:国枝史郎『小酒井さんのことども』)
・会議を中座してきた大臣は、星の話を聞くと、忙しげな口調でこう答えた。
(出典:星新一『人民は弱し 官吏は強し』)
・神崎以外に、小山の長い中座を気にしている者はいないようであった。
(出典:半村良『獣人伝説』)
・谷は中座して、数分ののちには何事もなかった顔付でもどってきた。
(出典:大鹿卓『渡良瀬川』)
類語
・退座(たいざ)
意味:その集まりなどの席から去ること。(出典:デジタル大辞泉)
・退席(たいせき)
意味:その席から立ち去ること。(出典:デジタル大辞泉)
・退場(たいじょう)
意味:会場・競技場などから出て行くこと。(出典:デジタル大辞泉)
・退室(たいしつ)
意味:その部屋から出て行くこと。(出典:デジタル大辞泉)
・退去(たいきょ)
意味:今いる場所から立ち去ること。(出典:デジタル大辞泉)