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玉手箱とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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玉手箱

「工芸館は技術の美の玉手箱」などのように使う「玉手箱」という言葉。

「玉手箱」は、訓読みで「たまてばこ」と読みます。

「玉手箱」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「玉手箱」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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玉手箱の意味

「玉手箱」には次の意味があります。

美しい手箱。特に、浦島太郎が、竜宮の乙姫からもらって帰ったという箱。転じて、秘密にして容易には人に見せない大切なもの。(出典:デジタル大辞泉)

日本の童話である「浦島太郎」の物語で、主人公の浦島が竜宮城から持ち帰った箱を指します。
そこから転じて、秘密にして容易に人に明けて示さないものや、すばらしいもの、珍しいものが多くあることを意味することもあります。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

玉手箱の蓋は閉じたのだけれど、煙は少しだけ漏れてしまっていたのだ。
(出典:今野緒雪『マリア様がみてる 10 レイニーブルー』)

玉手箱の煙を浴びてしまったら、清市はただの嫉妬深い、傲慢な男だった。
(出典:内田春菊『彼が泣いた夜』)

・私は、この玉手箱を心の中に深くしまっておきます。
(出典:林田清明『チェンバレン教授宛1893年7月22日付手紙 』)

・浦島太郎なら玉手箱の土産があるけど、復員は脊中の荷物だけが財産やぞ。
(出典:織田作之助『夜光虫』)

玉手箱まで失くしてしまった浦島太郎のような心境で、アパートへ戻った。
(出典:城山三郎『逃亡者』)

類語

玉器(ぎょっき)
意味:玉製の器物。初めは主に儀礼用で権威の象徴とされたが、次第に装身具や工芸品として中国で発達。(出典:精選版 日本国語大辞典)

藁苞(わらづと)
意味:わらを束ね、中へ物を包むようにしたもの。また、その苞で包んだ土産物・贈り物。(出典:デジタル大辞泉)

パンドラの箱(ぱんどらのはこ)
意味:ギリシア神話で、ゼウスがパンドラに渡した箱。あらゆる悪・不幸・禍を封じ込めてあった。彼女が好奇心からこの箱を開けたので、地上には不幸が広がり、「希望」だけが箱の底に残ったという。(出典:精選版 日本国語大辞典)

化粧箱(けしょうばこ)
意味:進物品などを入れるために、装飾を施した箱。(出典:デジタル大辞泉)

重箱(じゅうばこ)
意味:方形の扁平な箱を2段、3段または5段に重ね、一番上の箱にふたをして用いる容器。(出典:食器・調理器具がわかる辞典)

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